住友重機が年初来高値、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は3740円に引き上げ

株式

2021/4/16 16:30

 住友重機械工業<6302.T>が25円高の3350円まで買われ、連日の年初来高値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では15日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は3270円から3740円に引き上げている。

 同証券では業績予想の上方修正などから、目標株価を3740円に引き上げるとしている。SPEなど主力の量産機械の受注環境好転などを考慮し、業績予想を上方修正。株式市場で懸念のあったイオン注入装置は21年3月期第4四半期(21年1-3月)以降の受注回復が視野に入っているとしている。同証券業績予想はコンセンサスを上回り、「オーバーウエート」を継続するとしている。

 22年3月期ガイダンスが保守的に出るリスクはあるものの、受注回復の確認で株価は堅調に推移すると考えているという。22年3月期決算時に新中期経営計画も公表予定にあり、過度の期待はできないが、経営の変化に期待したいとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期492億円(前期比13.4%減、従来425億円、会社側計画は460億円)、22年3月期555億円(従来528億円)、23年3月期635億円(同604億円)と試算している。

 16日の終値は、前日比10円高の3335円。

提供:モーニングスター社

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