日経平均は112円程度安、買い先行後は下げに転じる=19日寄り付き

 19日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前週末比112円程度安い2万9570円前後で推移する。前週末16日にしっかりした展開だったほか、現地16日の米国株式市場は、NYダウが3日続伸し連日で史上最高値を更新、ナスダック総合指数も続伸したことから、買いが優勢となった。ただ、買いの勢いが続かず、一転して下げ転換。午前9時8分には、同152円53銭安の2万9530円84銭を付けている。時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、利益確定売りが優勢のようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末16日の大阪取引所清算値比65円高の2万9795円だった。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も安い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も軟調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株も下げている。

 個別では、マネックスG<8698.T>、スクエニHD<9684.T>、セレス<3696.T>、レノバ<9519.T>、東芝<6502.T>などが下落。半面、紀文食品<2933.T>、マルマエ<6264.T>、キッツ<6498.T>、ウイングA<4432.T>、テモナ<3985.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=108円台の後半(前週末16日は1ドル=108円89-90銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円53-57銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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