ホープがストップ安ウリ気配、差し引き55万株超の売り物

株式

2021/4/20 11:07

 ホープ<6195.T>が、前日比500円ストップ安の1635円ウリ気配となっている。午前11時6分時点では、差し引き55万株超の売り物。19日引け後、未定としていた21年6月期の連結損益予想を発表。損益が赤字となる見通しを示し、嫌気された。

 21年6月期業績予想で、売上高は従来予想の299億2000万円から340億8400万円(前期は単体決算のため比較はなし)に引き上げた。一方で、未定としていた営業損益は50億3800万円-59億1400万円の赤字とした。売上高は、エネルギー事業で21年4月以降に電力が供給開始となる案件の落札が増加したことや、広告事業・メディア事業が当初計画通りの進ちょくにあることから増収となる見込み。損益面では、21年1月の不足インバランス料金の総額が税込合計で約65億円発生したことを織り込んだ。エネルギー事業の売上原価の変動性の影響が認められることから、レンジでの予想としている。

 また、最終損益が50億8700万円-59億6400万円の赤字が見込まれるとし、仮に資本増強を実施しない場合には、6月期末に22億9100万円-31億6700万円の債務超過となる可能性があるとした。同社では、21年1月分不足インバランス料金を含む、多額の支払いが生じる予定であることから、それらを踏まえてさまざまな方法での資金調達を検討するとしている。

提供:モーニングスター社

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