<米国株情報>J&Jは5日続伸、市場予想上回る第1四半期業績を好感

株式

2021/4/21 9:08

 ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が一時3.13%高の167.79ドルまで買われ、5営業日続伸した。終値は2.33%高の166.48ドル。20日朝方に発表した21年12月期第1四半期(1-3月)の決算が好感された。売上高は前年同期比8%増の223億2100万ドル、純利益は同7%増の62億ドル、調整後の1株当たり利益(EPS)は同13%増の2.59ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 医薬品事業の売上高は同10%増の122億ドルとなり、新型コロナウイルスワクチンの売上は1億ドルだった。医療機器事業は同11%増の65億8000万ドル。

 1株当たりの四半期配当金については0.05ドル引き上げ、1.06ドルとした。5月25日時点の株主に対し、6月8日に支払う予定。

 一方、21年12月期の通期業績予想は、調整後のEPSを9.42-9.57ドル(前年比17.3-19.2%増)と、前回予想の9.40-9.60ドルからやや下方修正した。

 J&J製ワクチンは接種後に血栓症を発症した事例が確認され、FDA(米食品医薬品局)などが使用停止を勧告しているが、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は週内にも使用再開が認められると見解を示しており、第2四半期(4-6月)以降の業績に重大な影響を与える可能性はないとみられている。

 また、欧州医薬品庁(EMA)は20日、「血栓症は(J&J製の)ワクチン接種による副反応だがごく稀な症状」で、接種によるメリットがリスクを上回るとの見解を示し、接種の継続を推奨した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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