いちごが堅調、大和証は「3」継続、目標株価は310円に引き上げ

株式

2021/4/21 16:00

 いちご<2337.T>が堅調。大和証券では20日付で、投資判断「3」(中立)を継続、目標株価は290円から310円に引き上げている。不動産流動化市場の縮小により利益水準が大幅に低下しており、株価評価を期間損益ベースから純資産ベースに移行、含み益を加味した21年2月期末の一株当たりNAV303円とほぼ同水準から、目標株価310円は算出されている。

 不動産流動化市場はアセットクラスではレジデンシャル、投資家としては海外機関投資家を中心に活発化の兆しが見られ、今後は徐々に中小型オフィスなどの流動化が改善してくるとみられるとしている。そのようななか、「同社は一時的とはいえ自己資本比率が30%を切っており、積極的な仕入よりも物件入れ替えが進むような展開が想定されよう」としている。

 同証券では連結営業利益について、22年2月期110億円(前期比13.8%増、会社側計画は91億円-120億円)、23年2月期122億円と試算している。

 21日の終値は、前日比5円高の323円。

提供:モーニングスター社

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