日経平均は591円高と3日ぶり大幅反発、2万9000円台を回復=22日前場
22日前場の日経平均株価は、前日比591円38銭高の2万9099円93銭と3日ぶりに大幅反発。2万9000円台を回復して前場の取引を終えた。連日で大幅安となっていた反動で、朝方から買いが先行。やや上値の重い場面もみられたが、株価指数先物にややまとまった買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。午前11時23分には、同601円72銭高の2万9110円27銭の高値を付けるなど、ジリ高の展開となった。時間外取引で米株価指数先物が下げているが、影響は限られているようだ。外国為替市場では、ドル・円相場が107円90銭台で、朝方からはやや円高方向にある。東証1部の出来高は5億3118万株、売買代金は1兆1140億円。騰落銘柄数は値上がり1991銘柄、値下がり148銘柄、変わらず47銘柄だった。
市場では「日経平均株価は3月の調整では75日移動平均線が支えとなったが、今回は同線(21日時点で2万9118円)を割り込んだことから、戻りのポイントとして意識されそう」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も上げた。東証業種別指数は、32業種が上昇、石油石炭製品の1業種が下落している。
個別では、住石HD<1514.T>、レッグス<4286.T>、日電子<6951.T>、アルファCo<3434.T>、恵和<4251.T>などが上昇。半面、コロプラ<3668.T>、モバファク<3912.T>、TBASE<3415.T>、エムアップH<3661.T>、アークランド<9842.T>などが下落している。
提供:モーニングスター社
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