日経平均は10円程度安、買い先行後は、戻り待ちの売りに押されたもよう=27日寄り付き

 27日午前9時27分すぎの日経平均株価は、前日比10円程度安い2万9114円前後で推移する。午前9時20分には、同30円47銭安の29095円76銭を付けている。朝方は、きのう26日に反発して取引を終了した動きから、買いが優勢となった。ただ、買い手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りが優勢となり、下げに転じたようだ。現地26日の米国株式は、NYダウが反落した一方、ナスダック総合指数は続伸して終値ベースでの史上最高値を更新した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比65円高の2万9235円だった。

 業種別では、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も安い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も軟調。アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げている。

 個別では、正興電機<6653.T>、ピーシーエー<9629.T>、カーブスHD<7085.T>、カワチ薬品<2664.T>、リログループ<8876.T>などが下落。半面、ホクシン<7897.T>、日シス技術<4323.T>、カーバイド<4064.T>、山洋電気<6516.T>、岩崎電気<6924.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時27分時点で、1ドル=108円台の前半(26日は1ドル=107円71-72銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同130円30-34銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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