日経平均は46円程度安、手控えムードのなか利益確定が優勢のもよう=28日寄り付き

 28日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比46円程度安い2万8945円前後で推移する。午前9時1分には、同115円98銭安の2万8875円91銭を付けている。きのう27日に取引終了にかけ、弱い動きとなり下げ幅を拡大した動きが継続し、売りが先行した。あす29日が昭和の日の祝日で、30日の取引を経て大型連休入りとなることから、手控えムードのなか利益確定売りが優勢となっているもよう。現地27日の米国株式は、NYダウが小反発した一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落するなど、まちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比65円高の2万9055円だった。

 業種別では、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、極洋<1301.T>、日水<1332.T>などの水産農林株も軟調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も下げている。

 個別では、さくら<3778.T>、日東網<3524.T>、トクヤマ<4043.T>、メタウォータ<9551.T>、テモナ<3985.T>などが下落。半面、航空電子<6807.T>、ホクシン<7897.T>、システムソフ<7527.T>、山洋電気<6516.T>、新光電工<6967.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=108円台の後半(27日は1ドル=108円33-34銭)、1ユーロ=131円台の半ば(同130円76-80銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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