メディアスHが大幅反発し年初来高値、21年6月期業績予想を上方修正し、期末一括配当予想を増額

株式

2021/4/28 16:36

 メディアスホールディングス<3154.T>が大幅反発。93円高の1019円を付け、2日に付けた年初来高値979円を大きく更新した。27日引け後、21年6月期の連結業績予想の上方修正と、期末一括配当予想の増額を発表、買い人気を集めた。

 21年6月期業績予想で、売上高を2282億6000万円から2420億円(前期比15.0%増)に、営業利益を7億円から21億6000万円(同96.4%増)に引き上げた。医療機器販売事業における消耗品は、新型コロナウイルス感染症流行の長期化で、医療機関における外来患者や手術・検査症例の減少に伴う医療材料の売上減少が続いている一方、PPE(個人用防護具)関連製品や新型コロナウイルス感染症の検査に係る試薬などの感染対策に関わる製品の売上高が想定を上回って推移。備品は、新型コロナウイルス感染症対策にかかる補助金関連の案件のほか、移転や新築にかかる案件、放射線機器などの大型案件の獲得により売上高が好調に推移する。利益面では、売上高増による売上総利益の増加に加え、販管費が節減策などにより予想を下回っていることも寄与する。

 期末一括配当予想は、通期業績予想を修正したことから、従来の14円から21円(前期実績14円)に引き上げるとした。

 28日の終値は、前日比47円高の973円。

提供:モーニングスター社

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