牧野フライスが大幅反発、22年3月期は黒字浮上見通しに10円増配

株式

2021/5/6 16:13

 牧野フライス製作所<6135.T>が3営業日ぶりに大幅反発し、300円高の4420円を付けた。4月30日引け後に21年3月期連結決算と22年3月期業績予想を発表、今期は黒字浮上の見通しで10円増配方針を示し、見直し買いを誘った。

 22年3月期業績予想は、売上高が1450億(前期比24.2%増)、営業損益が20億円の黒字(前期は36億1200万円の赤字)。今期の受注は、中国が好調を続け、他の地域は経済活動の立ち直りとともに受注が増加するとし、新型コロナウイルス感染症による影響が出る前の水準に戻る見通し。年間配当は30円(前期は20円)を予定している。

 同時に発表された21年3月期決算は、売上高が1167億3700万円(前期比26.8%減)、営業損益が36億1200万円の赤字(前期は35億1400万円の黒字)だった。1月29日に公表した業績予想数値(損益面で上方修正)に対し、それぞれ32億3700万円、11億8800万円の増額となる。

 6日の終値は、前日比295円安の4415円。

提供:モーニングスター社

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