川重、大型液化水素運搬船に搭載する貨物格納設備を開発し設計基本承認を取得

株式

2021/5/10 7:37

 川崎重工業(川重)<7012.T>は6日、大型液化水素運搬船に搭載する世界最大容積(4万立方メートルクラス/1基)の貨物格納設備(CCS:カーゴ・コンテインメント・システム)を開発し、設計基本承認(AiP)を一般財団法人日本海事協会から取得したと発表した。

 今回、AiPを取得した貨物格納設備は、マイナス253度に冷却することで体積を800分の1にした極低温の液化水素を大量に海上輸送するためのもので、舶用の液化水素貨物格納設備として世界最大の容積という。同設備は、同社が世界に先駆けて建造した1250立方メートル型液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」における設計・建造技術および安全性に関する技術を生かして開発した、新しい方式の断熱構造を有する貨物格納設備という。

 7日の終値は、前日比25円高の2710円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ