日経平均は250円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=10日寄り付き

 10日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前週末比250円程度高い2万9608円前後で推移する。午前9時14分には、同286円30銭高の2万9644円12銭を付けている。前週末7日に堅調な動きだったことや、現地7日の米国株式市場で、NYダウが5日続伸し3日連続で終値ベースの史上最高値を更新し、ナスダック総合指数も続伸したことから、買いが先行した。その後、時間外取引で米株価指数先物が上昇するなか、株価指数先物に断続的な買いが入ったことから、上げ幅を拡大した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比20円高の2万9410円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げている。

 個別では、フルサト<8087.T>、船井総研HD<9757.T>、ホクシン<7897.T>、セイコーHD<8050.T>、ソダニッカ<8158.T>などが上昇。半面、シュッピン<3179.T>、特殊陶<5334.T>、日本ライフL<7575.T>、クックパッド<2193.T>、アバント<3836.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=108円台の後半(前週末7日は1ドル=109円14-16銭)、1ユーロ=132円台の前半(同131円80-84銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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