13日の債券市場見通し=売り優勢の展開か

債券

2021/5/13 8:13

予想レンジ:債券先物中心限月(21年6月限)151.20円-151.40円、長期国債利回り0.080%-0.090%

 13日の債券市場は、前日の米債券安の流れを引き継ぎ、売りが優勢の展開となりそうだ。米国債市場では10年国債入札を無難に通過したが、「インフレ上ブレを主因に長期金利が1.7%目前まで上昇(価格は下落)した。

 こうしたなか、国内先物・夜間取引は連日の安値引け。夜間取引での下げ幅としては約1か月ぶりの大きな下げとなった。米債券安の流れも波及し、売りが優勢の展開となりそうだ。財務省が実施する30年国債入札が予定されている。主要投資家である生保勢の買いが見込まれ、入札が大きく崩れる可能性は低い。ただ、「米国で高インフレやFRB(米連邦準備制度理事会)の早期緩和縮小への警戒が一段と強まり、米長期金利が4月前半以来の1.7%台に迫っているだけに、買い戻しの勢いは限られるだろう」(銀行系証券)との見方。

提供:モーニングスター社

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