日経平均は13円安と小幅続落、売り先行後は前日終値を挟んだもみ合いに=20日前場
20日前場の日経平均株価は、前日比13円99銭安の2万8030円46銭と小幅続落して取引を終了した。朝方から売りが先行し、寄り付き直後には、同222円49銭安の2万7821円96銭を付けている。その後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけにプラスに転じる場面もみられるなど。前日終値(2万8044円45銭)を挟んだもみ合いが続いた。時間外取引で米株価指数先物や台湾の加権指数、中国・上海総合指数は下落しているが、影響は限られているようだ。外国為替市場では、ドル・円相場が109円10銭台で、朝方の水準からはからは、やや円高方向にある。東証1部の出来高は4億9173万株、売買代金は1兆681億円。騰落銘柄数は値上がり1547銘柄、値下がり553銘柄、変わらず92銘柄だった。
市場では「日米ともに、株価の先行きに対する楽観的な見方が後退し、不安定な値動きが続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も下げている。東証業種別指数は33業種のうち、18業種が下落、15業種が上昇した。
個別では、東製鉄<5423.T>、大黒天<2791.T>、ピアラ<7044.T>、ネクソン<3659.T>、アゴーラHG<9704.T>などが下落。半面、スタティアH<3393.T>、岩崎電気<6924.T>、キューブシス<2335.T>、ADWAYS<2489.T>、パイプドHD<3919.T>などが上昇している。
提供:モーニングスター社
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