日アビオが一時ストップ高、22年3月期は営業利益13.7%増見通しで増益基調続く

株式

2021/5/27 10:48

 日本アビオニクス<6946.T>が一時700円ストップ高の3765円に噴き上げた。26日引け後、21年3月期連結決算と22年3月期業績予想を発表、前期の大幅増益に続き今期は2ケタ増益見通しを示し、買い気を誘発した。

 22年3月期業績予想は、売上高が200億円(前期比1.0%減)と弱含むものの、営業利益は15億5000万円(同13.7%増)と増益基調が続く。情報システム事業において、QCD(品質・コスト・納期)の改善活動を継続し、組織機構改革を実施するとともに連結子会社の福島アビオニクスと一体となった生産体制構築により収益力を強化していく。電子機器(接合機器)では、顧客の新型コロナウイルス感染症対策や評価時間短縮のための接合サンプルテストのリモート実験の推進、海外販売網の強化を進め、部品および材料の変化に対応したソリューション提案で顧客の価値向上に努める。電子機器(赤外線機器)では、赤外線サーモグラフィーカメラ需要に対応し、感染症対策以外のスマート保安、ヘルスケアなど今後拡大する領域に対するソリューション提案を進め、拡販に取り組む。

 同時に発表された21年3月期決算は、売上高が201億9500万円(前期比20.2%増)、営業利益が13億6300万円(前期は8300万円)だった。

提供:モーニングスター社

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