日経平均は11円程度安、株価指数先物に断続的な売りも下げ渋る展開に=2日寄り付き

 2日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比11円程度安い2万8803円前後で推移する。午前9時7分には、同248円51銭安の2万8565円83銭を付けている。きのう1日の弱い展開が継続し売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大する場面がみられた。その後は、下値拾いの動きから、下げ渋る展開にあるようだ。現地1日の米国株式市場では、NYダウが4日続伸した一方、ナスダック総合指数は反落し、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比15円安の2万8745円だった。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も安い。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も軟調。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も下げている。

 個別では、メディアドゥ<3678.T>、生化学<4548.T>、木村化<6378.T>、オプティム<3694.T>、フィルC<3267.T>などが下落。半面、シンニッタン<6319.T>、インタワクス<6032.T>、イーブック<3658.T>、KeePer<6036.T>、日製鋼<5631.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の半ば(1日は1ドル=109円48-50銭)、1ユーロ=133円台の後半(同134円01-05銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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