3日の東京株式市場見通し=上値の重い展開が続きそう

国内市況

株式

2021/6/3 7:47

 予想レンジ:2万8800円-2万9100円(2日終値2万8946円14銭)

 3日の東京株式は、上値の重い展開が続きそうだ。きのう2日の日経平均株価は、朝安後に切り返し、一時2万9000円台に乗せたものの、戻り待ちの売りに押されて上げ幅を縮小した。新型コロナワクチンの接種拡大による、景気への好影響期待が支えになるとみられるが、積極的に買い進む材料に乏しいことから、弱含みで推移する場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(2日は109円77-78銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の後半(同133円92-96銭)と小動き。2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、キヤノン<7751.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比55円安の2万8875円だった。(高橋克己)

 3日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 週間の対外対内証券売買契約

・10年国債入札

【海外】(時間は日本時間)

・10:45 中国5月財新サービス業PMI

・21:15 米5月ADP雇用統計

・21:30 米週間の新規失業保険申請件数

・23:00 米5月ISM非製造業景況指数

・決算発表=ブロードコム<AVGO>

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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