NECキャピタルが反発、大和証は「2」・目標株価2300円に引き上げ

株式

2021/6/3 15:55

 NECキャピタルソリューション<8793.T>が反発。大和証券では2日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を2100円から2300円に、それぞれ引き上げている。

 目標株価2300円は、22年度同証券予想PER6.5倍程度に相当する水準から算出されている。与信関連費用の動向は気掛かりであるものの、与信関連費用の発生に対する株価面での耐性は高まっていると見るとコメント。足元では営業資産残高が官民双方の需要を捉えることで伸長、今後はこの残高成長が期間損益へ貢献していくことへの期待が高まると判断したとしている。

 適用する目標来期PERは、過去5年における平均値7倍程度を下回る水準となっている。今後の賃貸・割賦事業での売上総利益や営業資産残高の動向、またはその他の事業における新規事業の収益化の状況次第では、来期PERにて7倍を目指す展開もあり得ると考えるとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期104億円(前期比74.3%増、会社側計画は100億円)、23年3月期116億円と試算している。22年3月期は、賃貸・割賦事業で21年3月末の営業資産残高が前期末比9%増の6233億円へと積み上がっていることから、同事業における売上総利益の伸長が期待されるとしている。

 3日終値は、133円高の2168円。

提供:モーニングスター社

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