今晩のNY株の読み筋=米5月雇用統計に注目

株式

2021/6/4 16:45

 4日の米国株式市場は、米5月雇用統計が焦点になる。

 3日は、米雇用統計の前哨戦とされる米5月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が市場予想を上回った一方、米長期金利が上昇。米5月ISM(サプライチェーンマネジメント協会)非製造業景況指数も市場予想を上回ったこともあり、強い経済指標と早期テーパリングへの懸念が綱引きする格好でNYダウは終日もみ合った。

 前日の経済関連指標が強かっただけに、米5月雇用統計への注目度も高まる。米政府の経済対策の一環で、失業給付額が上乗せされたが、これが労働意欲の低下を招いているとして25の州が追加給付の早期打ち切りを予定している。職探しが促進され、米5月雇用統計の非農業部門雇用者数が市場予想を上回るとの見方もあるが、その場合、早期テーパリングへの意識が強まり、相場の重しとなるとみられる。

<主な米経済指標・イベント>

5月雇用統計、4月製造業受注

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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