ケア21が急落、上期の営業利益が計画未達

株式

2021/6/7 13:56

 ケア21<2373.T>が急落。4日引け後の決算発表で、21年10月期上期(20年11月-21年4月)の連結経常利益は計画を超過したが、営業利益が未達となったことが嫌気された様子。株価は前週末比77円安の908円まで値を下げている。

 21年10月期上期は、売上高176億6900万円(前年同期比6.9%増)、営業利益5億7100万円(同7.6%減)、経常利益8億800万円(同29.0%増)。売上高は、「在宅系介護事業」が59億3900万円(同5.7%増)、「施設系介護事業」が92億5700万円(同3.1%増)と、両輪がともに順調に推移したが、介護サービス事業者への感染症対策に関する交付金を活用し購入した備品等1億2700万円を販管費に計上しているため、営業利益は減益に。ただ、支給された交付金を営業外収益に計上していることから、経常利益への影響はなく、29.0%増益となった。

 午後1時54分現在の株価は56円安の929円。

提供:モーニングスター社

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