日経平均は70円程度安、寄り付き後に株価指数先物へ断続的な売りで下げ幅拡大も=9日寄り付き

 9日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比70円程度安い2万8892円前後で推移する。午前9時5分には、同161円73銭安の2万8801円83銭を付けている。上値の重い展開となっていたことや手がかり材料に乏しいことから、売りが先行した。寄り付き後、株価指数先物に断続的な売りが出たことをキッカケに、下げ幅を拡大した。現地8日の米国株式市場では、NYダウが続落し、ナスダック総合指数は3日続伸するなどまちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比75円安の2万8985円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も下げている。

 個別では、シルバーライフ<9262.T>、ダイヤHD<6699.T>、レーザーテク<6920.T>、イーレックス<9517.T>、KeePer<6036.T>などが下落。半面、わかもと<4512.T>、T&Gニーズ<4331.T>、恵和<4251.T>、三共生興<8018.T>、ヨシックス<3221.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の半ば(8日は1ドル=109円52-53銭)、1ユーロ=133円台の前半(同133円30-34銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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