<米国株情報>ウェンディーズが乱高下、「ミーム銘柄」として投機筋が売買

株式

2021/6/10 10:43

 ファストフード大手ウェンディーズ<WEN>の株価が8日に一時28.4%高の29.46ドルと急騰したが、翌9日は下落率が13%に達する場面があった。この日の終値は12.68%安の25.21ドル。「ミーム銘柄」として個人投資家による売り買いが交錯している。米経済情報専門サイトのマーケットウォッチなどが伝えた。

 7日に過去の人気メニュー(サマー・ストロベリー・チキンサラダ)を復活させると発表したこと以外に特段の買い材料はなかったものの、オンライン掲示板「レディット」のスレッド「ウォールストリートベッツ」への書き込みに呼応。書き込みの中には、ウェンディーズが最適な投資対象であることを意味する「ウェンディーズのチキン・テンディーズ(チキンフィンガー)」と囃し立てる表現も見られた。

 もともとウェンディーズはレディットでたびたび取り上げられており、「ミーム銘柄」として足元で急騰していたAMCエンターテインメント・ホールディングス<AMC>やゲームストップ<GME>に関連付けて話題になっていた。

 一方、新たな「ミーム銘柄」として、メディケア(高齢者医療制度)医療保険運営大手の米クローバー・ヘルス・インベストメンツ<CLOV>も8日に前日比で一時2.1倍と急騰したが、翌9日は20%超の下落をみせるなど、荒い値動きが続いている。クローバーは1月に新規上場したが、レディットではカラ売り比率の高い銘柄のひとつとして挙げられていた。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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