米国株式市場:利回り低下でハイテク株物色、NYダウ4日ぶり反発、ナスダック反発

株式

2021/6/11 7:46

 10日の米国株式は、NYダウが前日比19.10ドル高の3万4466.24ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同108.583ポイント高の1万4020.333ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8798万株、ナスダック市場が48億5994万株だった。

 注目された米5月CPI(消費者物価指数)は、前年前月比5.0%上昇し、市場予想平均の同4.7%上昇を上回った。市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)が早期に量的緩和策を変更することには繋がらないとの受け止めが優勢となった。米10年物国債の利回りが1.44%に低下(価格は上昇)したことを受け、ハイテク株は相対的な割高感が後退し、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>、テスラ<TSLA>などが買われた。

 シカゴ日経平均先物の9月限円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比20円高の2万8940円だった。

提供:モーニングスター社

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