日経平均は66円程度高、買い先行後も株価指数先物に断続的な買いで堅調推移=11日寄り付き

 11日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比66円程度高い2万9025円前後で推移する。午前9時16分には、同96円42銭高の2万9054円98銭を付けている。きのう10日の堅調な地合いや、現地10日の米国株式市場で、NYダウが4日ぶりに反発し、ナスダック総合指数も反発したことなどから、買いが先行した。その後は、株価指数先物に断続的な買いが入ったこともあり、堅調な展開となっている。現地10日のシカゴ日経平均先物の9月限円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比20円高の2万8940円だった。日経平均先物・オプション6月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万9046円40銭。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も高い。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も堅調。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、楽天グループ<4755.T>、日本郵政<6178.T>などのサービス株も上げている。

 個別では、ラクスル<4384.T>、エムアップH<3661.T>、テモナ<3985.T>、トビラS<4441.T>、東京機<6335.T>などが上昇。半面、ジャムコ<7408.T>、NCHD<6236.T>、サニックス<4651.T>、廣済堂<7868.T>、ネオジャパン<3921.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=109円台の前半(10日は1ドル=109円54-56銭)、1ユーロ=133円台の前半(同133円20-24銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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