16日の東京株式市場見通し=反落後、もみ合いか

国内市況

株式

2021/6/16 7:47

 予想レンジ:2万9200円-2万9500円(15日終値2万9441円30銭)

 16日の東京株式は反落後、もみ合いか。FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果待ちムードのなか、日経平均株価は、連日で200円を超える上昇をみせていた反動や、現地15日の米国株式が下落したこともあり、売り先行のスタートとなりそう。ただ、15日に足元で上値抵抗線として意識されていた75日移動平均線(15日時点で2万9116円)を完全に上抜けたことから、投資家心理の好転も見込まれ、下支えとして意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(15日は110円04-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の半ば(同133円62-66銭)で推移する。

 15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、エーザイ<4523.T>、楽天グループ<4755.T>、ソニーG<6758.T>などが、15日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比90円安の2万9320円だった。(高橋克己)

 16日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 5月貿易統計、4月機械受注

・16:15 5月訪日外国人数

・通常国会会期末

・IPO(新規上場)=全研本社<7371.T>(マザーズ)

【海外】(時間は日本時間)

・11:00 中国5月小売売上高・工業生産・都市部固定資産投資

・21:30 米5月住宅着工件数・建設許可件数・輸出入物価

・米ロ首脳会談(ジュネーブ)

・パウエルFRB議長会見(経済見通し発表)

・ブラジル中銀政策金利発表

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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