<米国株情報>ノババックス、開発中の新型コロナワクチンが変異株にも高い有効性示す

株式

2021/6/16 10:16

 バイオ医薬品大手ノババックス<NVAX>は14日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの第3相臨床試験において、90.4%の有効性が確認されたことを明らかにした。また、いくつかの変異型ウイルスに対する有効性も93.2%と高かった。

 治験は米国とメキシコで約3万人を対象に実施されたもので、感染後の中等症や重症を回避する、発症面での有効性は100%だったとしている。同ワクチンはファイザー製やモデルナ製同様に2回接種を必要とするが、保存に適した温度はマイナス8度から2度までとなっている。

 ノババックスは今回の結果を受け、9月までにFDA(米食品医薬品局)に緊急使用許可を申請する方針。米政府は既に十分な量のワクチンを確保しているため、ノババックス製ワクチンは海外に寄付される可能性が高い。ただ、同社のスタンレー・エリックCEO(最高経営責任者)は、ワクチン接種後の抗体量が6-12カ月後に減少するため、今後、米国内でも追加ワクチン接種が必要になるとしている。

 同社では9月末までに月間で1億回分のワクチンを生産し、12月末には1億5000万回分に拡大する見通しだ。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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