(再送)日経平均は384円安と大幅続落、売り先行後もさえない展開が続く=17日前場

 17日前場の日経平均株価は、前日比384円26銭安の2万8906円75銭と大幅に続落して取引を終了した。朝方から売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が下落したことから、売りが優勢で、手控えムードが広がる中、さえない動きが続き、午前11時27分には、同415円62銭安の2万8875円39銭の安値を付けている。為替市場では、ドル・円が1ドル=110円60銭台(16日は109円93-94銭)で、朝方から小動き。東証1部の出来高は5億3107万株、売買代金は1兆1837億円。騰落銘柄数は値上がり646銘柄、値下がり1407銘柄、変わらず125銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は5月の安値から、下値を切り上げる格好で上昇してきたが、25日移動平均線(16日時点で2万8669円)が下値支持線として意識されそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も安い。リクルートHD<6098.T>、セコム<9735.T>などのサービス株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も軟調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も軟調。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も下げている。東証業種別指数は33業種のうち、17業種が下落、16業種が上昇した。

 個別では、フォーカス<4662.T>、エムアップHD<3661.T>、マネーフォワード<3994.T>、ベイカレント<6532.T>、gumi<3903.T>などが下落。半面、トレックスS<6616.T>、日立物流<9086.T>、enish<3667.T>、エスクリ<2196.T>、稀元素<4082.T>などが上昇している。

提供:モーニングスター社

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