<特集>コロナ下のサマーストック(3)=スノーピーク―キャンプブームを背景に堅調な業績推移

株式

2021/6/18 17:03

 スノーピーク<7816.T>をマークしたい。新型コロナワクチンの接種拡大で、従来の生活パターンに戻ることが期待されているが、環境への関心が高まるなか「密」を避けるとするアウトドアレジャーの定着が進みそうだ。同社の21年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算は、売上高が50億4500万円(前年同期比62.5%増)、営業利益が5億6000万円(同140倍)だった。キャンプブームを背景に、アウトドア関連商品の売上が好調に推移した。足元では、5月連結売上が前年の新型コロナの影響を受けた反動もあり、前年同月比2.1倍となった。新型コロナウイルスの影響が無かった19年5月との比較では65.2%増となり、好調が維持されている。今後も、米・英で一足先に新型コロナワクチン接種が拡大したことや、健康意識の高まりなどから、売上の上積みが見込まれる。日本でもワクチン接種の拡大で、同様の動きとなりそう。

 株価は、5月10日に年初来高値となる4280円を付けたが、同14日の第1四半期決算を受け、利益確定売りが優勢となり調整入りを強いられた。足元では、下げ渋る動きがみられ、反転の機会を伺う展開が期待される。

提供:モーニングスター社

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