米国株式市場:早期の利上げへの警戒感が高まり、NYダウ5日続落、ナスダックは反落

株式

2021/6/21 7:46

 前週末18日の米国株式は、NYダウが前日比533.37ドル安の3万3290.08ドルと5日続落、ナスダック総合指数が同130.974ポイント安の1万4030.376ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が27億1418万株、ナスダック市場が63億8553万株だった。同日は、株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株先物、個別株オプション取引の清算日にあたることから、出来高が膨らんだ。

 米CNBCテレビのインタビューで、セントルイス地区連銀のブラード総裁は、FRB(米連邦準備制度理事会)がインフレの加速で22年にも最初の利上げを行うとの見方を示した。16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、23年からの利上げが見込まれていただけに、早期の利上げへの警戒感が高まり、リスク回避の売りが強まった。NYダウ採用銘柄は全30銘柄が下落し、シェブロン<CVX>やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>、ゴールドマン・サックス<GS>などが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末18日の大阪取引所清算値比415円安の2万8515円だった。

提供:モーニングスター社

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