日経平均は70円程度高、買い先行後も堅調推移=23日寄り付き

 23日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比70円程度高い2万8954円前後で推移する。午前9時16分には、同123円70銭高の2万9007円83銭を付けている。きのう22日に大幅反発した地合いが継続、現地22日の米国株式が続伸し、ナスダック総合指数が終値ベースで史上最高値を更新したことなどから、買いが先行。その後、弱含む場面もみられたものの、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えに、堅調な展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比45円高の2万8795円だった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が上昇。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も堅調。イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も上げている。

 個別では、乾汽船<9308.T>、ケミコン<6997.T>、星光PMC<4963.T>、ニトリHD<9843.T>、MSOL<7033.T>などが上昇。半面、CYBOZU<4776.T>、ツルハHD<3391.T>、スルガ銀行<8358.T>、ARM<8769.T>、エーザイ<4523.T>などは下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=110円台の半ば(22日は1ドル=110円48-50銭)、1ユーロ=132円台の前半(同131円49-53銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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