ケミコンが急騰し年初来高値、旭カーボンとリチウムイオン電池用導電助剤の開発・製造で協業

株式

2021/6/23 13:05

 日本ケミコン(ケミコン)<6997.T>が急騰。一時224円高の2703円を付け3日の年初来高値2644円を大きく更新した。同社は23日、旭カーボン(新潟県村上市)と、リチウムイオン電池用導電助剤「NHカーボン」の量産技術開発および製造に関し、協業することで合意したと発表、買い人気を集めた。

 「NHカーボン」は、東京農工大学および学内ベンチャーである有限会社ケー・アンド・ダブルと同社の三者で共同開発したキャパシタ用電極材料製造技術「ナノハイブリッド技術」を応用し、同社が開発した次世代蓄電デバイス用材料。リチウムイオン電池や全固体リチウムイオン電池の正負極に用いることで、電極密度の向上や電極抵抗の低減に効果を発揮するほか、とりわけ、充放電サイクル寿命を従来比2-3倍向上させる効果があるという。

 午後1時時点の株価は、前日比149円高の2628円。

提供:モーニングスター社

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