三菱重工、グループのMHIENGが英電力Drax社と二酸化炭素回収技術の使用で合意

株式

2021/6/24 15:53

 三菱重工業<7011.T>グループの三菱重工エンジニアリング(MHIENG)は23日、英大手電力会社Drax社と、Drax社が英ノース・ヨークシャー州に保有するバイオマス発電所から二酸化炭素を回収する、BECCS(Bio Energy with Carbon dioxide Capture and Storage)プロジェクトにおいて、MHIENG独自の二酸化炭素回収技術「Advanced KM CDR Process」を長期使用することで合意したと発表した。

 今回の脱炭素化プロジェクトは、植物由来の燃料を使うことにより二酸化炭素排出量を正味ゼロ(カーボン・ニュートラル)にできるDrax社のバイオマス発電と、排ガスからの二酸化炭素回収技術を組み合わせ、商用規模における世界初のネガティブ・エミッション(二酸化炭素排出量が正味マイナス)実現を目指すもの。MHIENGでは、二酸化炭素回収ライセンスの供与、プロセス設計およびEPC(設計・調達・建設)支援を行うほか、吸収液の供給なども担うという。

 24日の終値は、前日比5円安の3337円。

提供:モーニングスター社

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