中央発條が続伸、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価1920円でカバー開始

株式

2021/6/29 16:10

 中央発條<5992.T>が続伸。東海東京調査センターでは28日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価1920円でカバーを開始している。

 主な製品事業は、クルマの車体を支え、乗り心地や走行性能などに貢献するシャシばねや、精密ばね、コントロールケーブルとなっており、近年、SUV人気を受けてトヨタ自動車<7203.T>外顧客を含め受注が拡大、さらにEVの時代になると、重い電池を床下に搭載することから、その重要性は更に高まると予想されるとコメント。構造改革の効果も期待され、その実力とともに注目すべき局面に入ったと見込まれるとしている。

 足元の業績は、新型コロナ禍や半導体不足などの機器を脱却したトヨタ車の増産を受けて力強く回復中にあり、同証券では連結営業利益について、22年3月期40億円(前期比3.1倍、会社側計画は34億円)、23年3月期43億円、24年3月期46億円と試算。今後は過去5年超にわたる構造改革の成果の顕在化を予想している。

 目標株価1920円は、23年3月期予想基準によるEV/EBITDA倍率4.6倍に構造改革の成果を反映しプレミアムを付与して5.0倍を適用し算出されている。

 29日の終値は、前日比67円高の1352円。

提供:モーニングスター社

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