日経平均は123円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅を拡大=29日寄り付き

 29日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比123円程度高い2万8935円前後で推移する。午前9時6分には、同186円38銭高の2万8998円99銭を付けている。きのう29日に、下げ渋る動きをみせていたことや、現地29日の米国株式市場で、NYダウが小反発し、ナスダック総合指数が続伸して連日で史上最高値を更新したこともあり、買いが先行した。寄り付き直後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことから、上げ幅を拡大。その後も、堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比85円高の2万8845円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が上昇。SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も高い。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、大成建設<1801.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げている。

 個別では、アトラG<6029.T>、ウシオ電機<6925.T>、LINK&M<2170.T>、アトラエ<6194.T>、コーエーテクモ<3635.T>などが上昇。半面、スギHD<7649.T>、野村マイクロ<6254.T>、日東紡<3110.T>、Jフロント<3086.T>、メドピア<6095.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=110円台の半ば(29日は1ドル=110円69-70銭)、1ユーロ=131円台の半ば(同131円82-86銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

速報ニュース

マーケット情報

▲ページTOPへ