明日の日本株の読み筋=手がかり材料に乏しく見送りか

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株式

2021/7/1 16:17

 2日の東京株式市場は、手がかり材料に乏しいなか、現地2日に米6月雇用統計の発表を控え、見送りムードが強まりそうだ。一方、新型コロナワクチン接種拡大による、経済正常化の期待が支えとなっていることから、こう着感が強まる場面も想定される。市場では、先高期待は強いものの、足元で上値の重い展開が続くことから、株価指数先物がらみの仕掛け的な売りによる調整も想定され「突っ込み買いに備え銘柄選定を進めておきたい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 1日の日経平均株価は、前日比84円49銭安の2万8707円04銭と4日続落して取引を終えた。手がかり材料に欠けるなか、手控えムードが広がり、東証1部の売買代金は1兆9862億円に留まり、3日ぶりに2兆円を割り込んだ。東京証券取引所が引け後に発表した、6月第4週(6月21-25日)投資部門別売買状況によると、海外投資家は1113億円の売り越しで、2週ぶりに売り越しとなった。

提供:モーニングスター社

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