科研製薬が急伸し年初来高値、欧州で爪白癬治療剤の独占的供給契約を締結

株式

2021/7/2 13:11

 科研製薬<4521.T>が急伸。一時225円高の5010円を付け6月28日の年初来高値4870円を大きく更新した。1日引け後、スペインのAlmirall(アルミラル社)と、爪白癬(はくせん)治療剤「クレナフィン」の欧州における独占的ライセンス実施許諾および、供給契約を締結したと発表、買い人気を集めた。

 同剤は、同社が創製した新規トリアゾール系化合物で、爪の中や爪床(爪の下の皮膚)に浸透することにより爪白癬に優れた臨床効果を発揮する。今回の契約締結により、同社はアルミラル社に、欧州における同剤の独占的な開発および販売の権利を供与。同社は当該権利供与の対価として、アルミラル社から契約一時金、マイルストーンおよび販売額に応じたロイヤルティーを受領する。

 午後1時10分時点の株価は、前日比75円高の4960円。

提供:モーニングスター社

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