2日の米国債券市場見通し=米雇用統計で米債券の地合は変わるか

債券

2021/7/2 16:06

予想レンジ:米長期債利回り 1.40%-1.50%

米雇用統計で米債券の地合は変わるか

 現地1日発表された米国の週間の新規失業保険申請件数は前週から予想以上に改善し、6月のISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数は、製造業が緩やかに拡大したことを示した。6月の米雇用統計の発表を控えて様子見気分も強いなか、新たな四半期が始まり、新規の投資資金の流入などもあったようで、昨日の米長期債利回りは1.45%に低下した。

 2日発表される6月の米雇用統計では、非農業雇用者数が前月比で70万人程度増との予想となっている。予想以上の増加となれば、FRB(米連邦準備制度理事会)の緩和縮小が意識されやすいか。これによって米債の地合が変わるかどうかも確認したい。地合に変化がなければ、米長期債利回りの1.5%は心理的な壁となって、当面の米長期債利回りは低下基調になると予想される。本日の米債は半日立ち会い。

提供:モーニングスター社

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