(再送)日経平均は524円高、プライム銘柄の約8割が上昇=30日前場

 30日前場は日経平均株価が、前週末比524円25銭高の3万8459円01銭、TOPIX(東証株価指数)も同54.06ポイント高の2740.54ポイントと続伸した。現地29日の米国株式市場では、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したことを受け、NYダウ・ナスダック総合指数がともに続伸。投資判断が引き上げられたアップルが買われるなど、米国株高を追い風に、朝方から買いが先行した。堅調な地合いが続き、午前10時53分には、同673円41銭高の3万8608円17銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに上値が重くなった。東証プライム市場の出来高は9億8461万株、売買代金は2兆7528億円にとどまった。騰落銘柄数は値上がりが1333銘柄と約8割となった一方、値下がりは288銘柄。変わらずは29銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、住友商<8053.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。ソニーG<6758.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も堅調。中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、王子HD<3861.T>のパルプ紙株が下落した。

 個別では、ペプチドリム<4587.T>、三菱電<6503.T>、SBテクノ<4726.T>(監理)、三益半導<8155.T>(監理)、日立<6501.T>などが上昇。半面、エムスリー<2413.T>、北国FHD<7381.T>、日東電<6988.T>、OLC<4661.T>、テクノプロH<6028.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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