7日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、上値重い展開か

為替

2021/7/7 8:24

ドル・円予想レンジ:1ドル=110円00銭-111円00銭

 7日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=110円台で上値の重い展開とみる。前日の欧米で市場予想を下回る経済指標が重なって経済正常化が想定よりも遅れているとの見方が広がっており、米長期金利が低下。日米金利差縮小を見込んだドル売り・円買いが優勢となった。東京市場でもこの流れを引き継ぐとみられる。ただ、きょうは米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨の公表を控える。テーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)に関する議論の詳細が注目されており、米長期金利がさらに低下したり、日経平均株価が大きく調整でもしない限り、積極的に下値を探るような動きにはならないだろう。

<主な経済指標・イベント>

国内:6月外貨準備高、5月景気動向指数速報値

北米:6月15-16日開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨

欧州:独5月鉱工業生産

その他:ブラジル5月小売売上高指数、ロシア6月CPI(消費者物価指数)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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