放電精密が急落、業績予想の上方修正もきのうの大幅高の反動で売りが優勢

株式

2021/7/7 10:59

 放電精密加工研究所(放電精密)<6469.T>が急落し、一時70円安の819円を付けている。6日引け後、22年2月期第2四半期(21年3-8月)の連結業績予想と通期の利益予想を上方修正した。ただ、きのう大幅高となっていた反動から、売りが優勢となったもよう。

 第2四半期業績予想で、売上高を63億3600万円から65億1600万円(前年同比18.4%増)に、営業損益を300万円の黒字から1億7900万円の黒字(前年同期は2億円の赤字)に引き上げた。新型コロナウイルス感染症の拡大で大幅に低迷していた航空機エンジン部品の一部アイテムが回復の兆しをみせていることや、ガスタービン部品の受注が堅調に推移することを見込む。通期予想では、売上高を129億2400万円から127億9500万円(前期比17.1%増)に引き下げたものの、営業損益は3億5000万円の黒字から4億円の黒字(前期は5億6500万円の赤字)に増額した。先行き不透明感による設備投資延期の可能性などで、機械装置などの売上高を引き下げた。

 22年2月期第1四半期(21年3-5月)の決算は、売上高が33億2500万円(前年同期比21.3%増)、営業損益は3億200万円の黒字(前年同期は1億800万円の赤字)に転換した。

 午前10時57分時点の株価は、前日比49円安の840円。

提供:モーニングスター社

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