日経平均は279円安と大幅反落、米独景況感指数が予想下回りNYダウ・欧州株安で売り優勢=7日前場

 7日前場の日経平均株価は前日比279円39銭安の2万8363円82銭と大幅反落。朝方は、売り優勢で始まった。6日発表の米国とドイツの景況感指数が市場予想を下回り、NYダウや欧州主要株価指数が下落した流れを受け、寄り付き後まもなく2万8161円75銭(前日比481円46銭安)まで下押した。一巡後は、押し目買いや買い戻しに2万8434円99銭(同208円22銭安)まで下げ渋ったが、その後は上値の重い動きとなった。

 東証1部の出来高は5億5042万株、売買代金は1兆1569億円。騰落銘柄数は値上がり571銘柄、値下がり1530銘柄、変わらず89銘柄。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が下落。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も安い。T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株も売られた。ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株や、住友電工<5802.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株も値を下げた。

 半面、HOYA<7741.T>、テルモ<4543.T>などの精密株が堅調。

 個別では、モバファク<3912.T>、ファインD<3649.T>、三井E&SH<7003.T>、キユーピー<2809.T>、東和薬品<4553.T>などの下げが目立った。半面、フェリシモ<3396.T>がストップ高カイ気配となり、前沢工<6489.T>、ハニーズHD<2792.T>、小野測器<6858.T>、グリムス<3150.T>などの上げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、32業種が下落した。

提供:モーニングスター社

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