日経平均は551円程度高、米国株高や機械受注が市場予想を上回り支えに=12日寄り付き

 12日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前週末比551円程度高い2万8491円前後で推移する。午前9時6分には、同605円69銭高の2万8546円11銭を付けている。前週末9日は、3日続落となったものの、下げ渋る動きとなっていたことや、現地9日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が反発し、両指数ともに史上最高値を更新したことなどから、買いが先行した。取引開始前に内閣府が発表した5月機械受注統計は、季節調整済みの船舶・電力を除く民需で前月比7.8%増となり、市場予想平均の同2.4%増を大きく上回ったことも支えのようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末9日の大阪取引所清算値比325円高の2万8535円だった。

 業種別では、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も高い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も堅調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も上げている。

 個別では、北興化<4992.T>、わかもと<4512.T>、HIOKI<6866.T>、スタティアH<3393.T>、ライフコーポ<8194.T>などが上昇。半面、ナルミヤ<9275.T>、PRTIME<3922.T>、エーザイ<4523.T>、アステナHD<8095.T>、ユーグレナ<2931.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=110円台の前半(前週末9日は1ドル=110円01-02銭)、1ユーロ=130円台の後半(同130円25-29銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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