14日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、パウエルFRB議長の議会証言を控え様子見か

為替

2021/7/14 8:28

ドル・円予想レンジ:1ドル=110円20銭-111円00銭

 14日の東京外国為替市場のドル・円は、1ドル=110円を中心に様子見ムードが広がりそうだ。

 13日の米国時間では、米6月CPIが市場予想を大幅に上回ったものの、新型コロナ感染拡大による在宅生活の長期化に伴う中古車需要の増加が一時的にインフレ高進を引き起こしたものとの受け止めが広がり、ドル・円の上昇は一服。その後は、米10年国債入札が不調に終わり、米長期金利が急伸。ドル・円の押し上げにつながった。

 14日東京時間では、前日の米6月CPI、米30年国債入札を通過し、ドル・円は大きくポジションを傾ける動きは限られそう。また、米国時間にはパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米下院金融サービス委員会において金融政策や経済情勢に関し半期ごとに行う議会証言がある。東京時間では、次第にパウエル議長の証言待ちの様子見ムードになっていくものと思われる。

<主な経済指標・イベント>

国内:特になし

米国:6月PPI(生産者物価指数)、ベージュブック(米地区連銀経済報告)、パウエルFRB議長が米下院金融サービス委員会で証言

その他:ニュージーランド準備銀行理事会、トルコ中央銀行金融政策決定会合、カナダ中央銀行金融政策決定会合

提供:モーニングスター社

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