愛三工業が年初来高値、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」継続、目標株価は1090円に引き上げ

株式

2021/7/14 16:25

 愛三工業<7283.T>が3日続伸、40円高の946円まで買われ、6月8日に付けた年初来高値924円を更新した。

 東海東京調査センターでは13日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は860円から1090円に引き上げている。基幹製品である、スロットルボデー、燃料ポンプモジュール、EGRバルブ、エバポシステムなどの受注獲得拡大に注力、欧州事業を主体とした構造改革を経て、業績はトヨタ車増産もあって改善トレンドにあると指摘。今後、同社の経営は、株主還元も含めて対外的な企業価値評価の向上に向かって進化する余裕が出てきた点に注目するとしている。

 「株式市場で、クルマの電動化に関心が集まる中でも、好業績と低い株価バリュエーションに関心の目が集まりだしたところである」とし、同社においては、エンジン部品の電子制御やハイブリッド車への適合技術、燃料電池車向け部品など、収益改善を機に、将来への投資を積み上げていくと見込まれるとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期112億円(前期比2.2倍、会社側計画は100億円)、23年3月期120億円、24年3月期130億円と試算している。

 14日の終値は、前日比24円高の930円。

提供:モーニングスター社

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