16日の東京外国為替市場見通し=日銀金融政策決定会合を経てもドル・円への影響は限定的か

為替

2021/7/16 8:43

ドル・円予想レンジ:1ドル=109円50銭-110円50銭

 16日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=109円台後半を中心にもみ合いそうだ。

 15日米国時間では、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が前日の米下院での証言に引き続き上院で証言したものの、内容はほぼ変わらず新味のないものとなり、米長期金利が低下。ドル・円には下押し圧力がかかった。

 16日東京時間でも、前日の米国時間での流れを受け継ぎ109円後半を中心に推移しそう。また、日銀金融政策決定会合の結果発表があるものの、金融政策の据え置きは織り込み済みでドル・円への影響は限定的だろう。金融機関の気候変動対応の投融資を促す新たな資金供給制度などが明らかになるとみられる。黒田日銀総裁の会見にも注目。

<主な経済指標・イベント>

国内:日銀「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)、日銀金融政策決定会合および黒田日銀総裁会見

米国:6月小売売上高、7月ミシガン大学消費者マインド指数、5月対米証券投資

その他:ユーロ圏6月HICP(消費者物価指数)改定値

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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