<新興国eye>ブラジル中銀週報:次回会合の政策金利見通しを5.25%に引き上げ

新興国

2021/7/27 9:58

 ブラジル中央銀行が26日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年末時点の政策金利の見通しは前週予想の6.75%から7.00%に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は6.50%だった。22年末時点の見通しは前週予想の7.00%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は6.50%だった。次回8月3-4日会合時点の見通しは前週予想の5.00%から5.25%に引き上げられた。1カ月前は5.00%だった。

 21年の実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比5.27%増から5.29%増に上方修正された。上方修正は14週連続。1カ月前の予想は5.05%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.10%増に据え置かれた。1カ月前の予想は2.11%増だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の6.31%上昇から6.56%上昇に引き上げられた。引き上げは16週連続。1カ月前の予想は5.97%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.75%上昇から3.80%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.78%上昇だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.05レアルから5.09レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は5.10レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは6週連続。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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