日経平均は134円程度高、売り先行後に株価指数先物に断続的な買いが入り上げ転換=5日寄り付き

 5日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比134円程度高い2万7718円前後で推移する。朝方は、きのう4日の弱い地合いが継続したもようで、売りが優勢となった。ただ、寄り付き直後に、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをキッカケに上げ転換。午前9時20分には、同150円16銭高の2万7734円24銭を付けている。現地4日の米国株式市場では、NYダウが反落し、ナスダック総合指数は3日続伸するなど、まちまちだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比70円安の2万7520円。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、ファナック<6954.T>、キヤノン<7751.T>などの電機株も上げている。

 個別では、シュッピン<3179.T>、グランディ<8999.T>、IWI<4847.T>、三井E&SH<7003.T>、キューブシス<2335.T>などが上昇。半面、ミツバ<7280.T>、荏原実業<6328.T>、インテージH<4326.T>、ヤマシンF<6240.T>、コーナン商<7516.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の半ば(4日は1ドル=109円10-12銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円58-62銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ