LINK&Mが急騰し年初来高値を更新、21年12月期は業績予想上ブレに配当増額、株主優待拡充も

株式

2021/8/12 10:02

 リンクアンドモチベーション<2170.T>が急騰し、一時136円高の1004円を付け、今月10日の年初来高値918円を一気に更新した。11日引け後、21年12月期の連結業績予想(IFRS基準)の上方修正と配当増額に株主優待制度の拡充を発表し、好感された。

 21年12月期業績予想は、売上高が377億円から382億円(前期比8.3%増)、営業利益が13億7000万円から20億1000万円(同8.3倍)に引き上げられた。上期において、特に大手企業向けのコンサル・クラウド事業が予想を上回る成長をしていることから、業績予想を上方修正した。企業における従業員エンゲージメント向上のニーズはますます高まってきており、この状況は今後も続くと想定している。同時に発表された第2四半期(21年1-6月)決算は、売上高が183億7000万円(前年同期比5.6%増)、営業利益が14億8400万円(同97.7%増)だった。

 配当については、第3四半期(21年7-9月)に1.9円(前回予想は1.8円、前年同期は1.8円)、期末も1.9円(前回予想は1.8円、前期末は1.8円)を予定している。一方、株主優待制度では、年2回の頻度で、権利確定日に保有する株数に応じて進呈する「QUOカード」の進呈金額を25%増額する。

提供:モーニングスター社

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