日経平均は35円程度安、買い先行も積極的に買い進む動きは限られ下げ転換=13日寄り付き

 13日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比35円程度安い2万7979円前後で推移する。午前9時9分には、同54円93銭安の2万7960円09銭を付けている。きのう12日は5日ぶり反落し、上値も重い展開だったが、現地12日の米国株式市場で、NYダウが3日連続で終値ベースの史上最高値を更新し、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発したことから、買いが先行した。ただ、買い手がかり材料に乏しいことや、きのう12日も上値の重い展開だったことから、積極的に買い進む動きは限られたようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比35円高の2万8055円だった。日経平均先物・オプション8月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万8093円15銭。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落。三井松島HD<1518.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日立<6501.T>、村田製<6981.T>などの電機株も軟調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も下げている。

 個別では、CAP<3965.T>、日精樹脂<6293.T>、タケエイ<2151.T>、OKI<6703.T>、ナカノフドー<1827.T>などが下落。半面、オイラ大地<3182.T>、アトラエ<6194.T>、明治海<9115.T>、乾汽船<9308.T>、リログループ<8876.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=110円台の半ば(12日は1ドル=110円37-39銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円59-63銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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