<相場の読み筋>8月19日

2021/8/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前日比382.59ドル安の3万4960.69ドルと続落、ナスダック総合指数が同130.267ポイント安の1万4525.914ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億9863万株、ナスダック市場が37億2004万株だった。米7月住宅着工件数が153万4000件と、市場予想平均の160万件を下回った。午後には、7月FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨が公表され、参加者の大半が年内の量的緩和政策の縮小開始が適切と考えていたことが明らかとなった。金融緩和策の縮小を警戒する動きが強まり、高値圏にあったNYダウは、一時400ドル近い下げをみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、シェブロン<CVX>やアップル<AAPL>、IBM<IBM>などが、値下がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。きのう18日の日経平均株価は反発したものの、上値の重い展開だった。現地18日の米国株式が下落したこともあり、手じまい売りが先行するとみられる。手がかり材料に乏しいなか、消去法的に値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(18日は109円60-62銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円49-53銭)と小動き。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ソニーG<6758.T>、ファナック<6954.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比185円安の2万7415円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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